てくてくさんぽ

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (11)おいしい植物しょくぶつ世界せかい
 (13)植物しょくぶつ健康けんこうシリーズ! くすり世界せかい
6.その
 (4)実験じっけん観察かんさつ調査ちょうさから
(686)新茶しんちゃをつもう! (八十八夜はちじゅうはちやだ!)
写真1
「さあ! こう! 行こう! ルンルンルンだね⋯⋯。♪なつちかづく⋯⋯♪」
モンタ博士

花ちゃん
「うわあー! みどりがとてもきれいですね。お茶畑ちゃばたけですね。」

オーくん
「お天気てんきもよくて最高さいこうだ。気持きもちいいね。あれ、モンタ博士はかせがまたうた⋯⋯。」

「『♪なつちかづくはちじゅうはち⋯⋯♪』さあ! みんなでおちゃをつもう。」
モンタ博士

花ちゃん
「わーい。今日きょうはおちゃつみをするんですね。うれしいなあ。」

オーくん
「ぼくもたのしいけど、八十八夜はちじゅうはちやって、なんだろうなあ。」

今日きょうは5がつ2日ふつか立春りっしゅんからかぞえて88日目にちめなんだよ。だから、ちゃつみなんだ。『♪にもやまにも若葉わかばしげる♪』とうたっているだろう。あちこち、みどりがいっぱいになって、ふゆあいだ養分ようぶんをたくわえたおちゃぶいたんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「そのあたらしいをつむんですね。」

「そうだよ。いまつむおちゃしんちゃとかいちばんちゃというんだよ。おいしいんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「なぜ、いまつむおちゃはおいしいのですか?」

「それはね、栄養えいようがあって、新茶しんちゃむと病気びょうきにならないとか、ながきできるとわれているんだよ。まあ、むずかしく言うとね、カテキンやカフェインがすくなく、にがさやしぶさもなく、テアニンというものがあって、うまみがあるんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「カテキン、カフェイン、テアニン? なんだ、それ? まあ、うまければいいさ。」

花ちゃん
「ともかく、おいしいということですね。その新茶しんちゃをつむということですね。」

オーくん
「では、まずは、オーくん最初さいしょにつまんで、それから、五感ごかん使つかってみます。」

「どうだね。新茶しんちゃいち番茶ばんちゃは?」
モンタ博士

オーくん
「あっ! 若葉わかばのさわやかなかんじで、すがすがしいかおりが、とてもいっぱい、てんこりです。」

花ちゃん
「わたしもね⋯⋯、あっ! 本当ほんとうだ。オーくんしょくレポどおりですね。」

「では、新茶しんちゃいまからつむことにしよう。でも、そのまえにつみかたおしえよう。」
モンタ博士

オーくん
「えっ! 勝手かってにつんではいけないのですか。はやくつみたいです。」

「まあまあ、そんなにあわてない。まず、新茶しんちゃつみは『一芯いっしん二葉によう』とってね。おちゃには、さきに『しん』という、まだひらいていない状態じょうたいがあるんだ。それとそのしたの2まいわせて『一芯二葉』と言うんだよ。まれたてで、とてもやわらかい部分ぶぶんで、すごくおいしいよ。」
モンタ博士

写真2
一芯二葉いっしんによう
花ちゃん
「つまり、新茶しんちゃは、いっしん二葉にようでつむわけですね。」

オーくん
「でも、新茶しんちゃをつんだあとは、どうなるの。おちゃつみはそれでわりなの。」

「そうだね。よいところにがついたね。新茶しんちゃは、あまみのつよいおいしいお茶になるけど、そのもお茶は成長せいちょうして、つぎから次へとすんだ。新茶、つまり一番茶いちばんちゃたいして、2回目かいめにつむのを二番茶というんだ。二番茶は、一番茶よりも気温きおんがっている時期じきなので、生育せいいくはやく、たくさんれるけど、栄養えいようすくなく風味ふうみちるそうだよ。」
モンタ博士

オーくん
「ということは、ちょっぴりしかれない新茶しんちゃって、とてもぜいたくなお茶ということですね。」

花ちゃん
「そんなにぜいたくなおちゃをつめるなんて、とてもうれしいことですね。ところで、いま二番茶にばんちゃとかの説明せつめいがありましたが、三番茶・四番茶とかもあるんですか。それから、つむ時期じきというのはまっているのですか。」

「それもつたえなくていけないね。一番いちばんちゃとは4がつじゅん~5月ちゅうじゅん、二番茶とは6月上旬じょうじゅん~7月上旬、三番茶とは7月まつ~8月上旬、4番茶とは9月~10月で、秋冬しゅうとう番茶ばんちゃともうんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「なるほど、そういうことですか。つまり、おちゃは1ねんかんに4かいもつむということですね。」

「そういうことだね。ところで、モンタ博士はかせ新茶しんちゃがつめたよ。それでは、いまから新茶をいただくことにしよう。」
モンタ博士

写真3
オーくん
「すぐに新茶しんちゃめるのですか。」

「まあ、いろいろとやってみようじゃないか。実験じっけんみたいにあれこれチャレンジしてみよう!」
モンタ博士

文部省もんぶしょう唱歌しょうかの『茶摘ちゃつみ』の「あかねだすきにすげのかさ」って、なんだ?
 アカネとは植物しょくぶつ名前なまえで、あかいのが特徴とくちょうです。漢字かんじではあかねきます。あかねいろというのは、夕焼ゆうやぞら表現ひょうげんとしてもちいられます。ややオレンジいろをした染料せんりょうとして使つかいます。アカネはむかしから止血剤しけつざいとして有名ゆうめいでした。昔からちゃみはおこなうので、指先ゆびさき怪我けがをすることもおおく、止血剤の効果こうかのあるアカネのエキスをんだたすきには、先人せんじんやさしさがふくまれているのです。なお、現在のたすきとは、駅伝えきでんなどで選手せんしゅが、次の選手にわたしをするものです。昔は和服わふくひとおおかったので、着物きものそでたすき邪魔じゃまにならないようにしていたのでしょう。
 また、すげのかさとは、日本にほん河川かせん沼地ぬまち繁茂はんもするカヤツリグサ植物しょくぶつ名前なまえです。このくさ採集さいしゅうし、かわかしたたいて繊維せんいをほぐしてやわらかくし、笠のほかみのなわなどをつくるのにも使つかいました。昔話むかしばなしの「かさこじぞう」にてくる笠も、天狗てんぐている「みの」も、すげを材料ざいりょうとしています。
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